相続、それは突如としてやってくるという事も少なくありません。
大切な人がなくなり、悲しみに暮れている中、お通夜、火葬、葬儀と様々なことを進めて行かなくてはなりません。
また役所への届や、銀行、生命保険などの手続きを遺された家族が行う事になります。
言葉は悪いですが、亡くなって悲しみに浸る暇もなく、目まぐるしい日々がしばらく続きます。

そしてとりあえずすぐにやらなくてはならないことが終わると、続いて財産分与という話、いわゆる相続になってきます。
この相続は、亡くなった方の財産をその子供や兄弟などで分与することを指します。
財産を分与する際には土地や家屋などその財産を評価する必要があります。
現在の価格ではどのくらいの価値があるのか、故人の財産の評価をします。

では財産評価はどのようにして行われるのでしょうか。
これは故人の財産の種類により異なります。
財産といっても預貯金だけではなく、株式や土地、建物など様々です。
まずは預貯金は特に難しい事はなく、故人のすべての預貯金の合計がそのまま評価額になります。
こちらは元々が現金ですので、ずばりそのままの額になるのです。

株式も財産になります。
株式に関しては上場しているものに関してはその時の価格になります。
また上場していない株式に関しては、評価額を出してもらう必要があります。
この評価額を付けてもらうためには税理士などに依頼をすることになります。
利付公社債・割引公社債も財産になります。
こちらは市場価格で判断しますがこれは分からない場合は税理士に依頼して価格を出してもらう必要があります。

建物も財産です。
建物に関しては固定資産材評価額を利用します。
こちらはお住まいの都道府県の税事務所また市役所・区役所・町役場等の固定資産税課で調べることが出来ます。

宅地も建物同様財産です。
市街地の場合は路線価での評価をします。
路線価の評価を調べるには、税務署や国税庁のホームページで閲覧することが出来ます。
市街地以外の評価は倍率方式で評価をします。
倍率方式とは、固定資産税評価額に一定の倍率をかけることにより計算する方法です。

大きく分けると上記のような財産があります。
こちらは上記で述べたように個人でも調べることが出来ますが、なかなか難しい、または忙しく時間を取れない等ございます。

遺産分割協議の評価をする場合はその評価はいつの時点の評価になるのでしょうか。
それは遺産分割協議をしたその時です。
ちなみに故人がなくなった時点の評価ではありません。
例えば財産分与といっても普段毎日会っている人たちで分与するという事に限りません。
中には一度も顔を合わせたことのない人たちで集まらなくてはいけないなんて言う事も少なからずございます。
すると予定を合わせたりなかなかみんなが会う日を合わせることが出来ずに1年後などに集まって遺産分割協議を始めた場合は、その時の評価、つまり1年後の遺産分割協議を始めた日になります。
これはしっかり覚えておくと良いですね。

またこれとは別に相続税に関しての評価は、故人がなくなった日になります。
また亡くなってから相続税の申告には期間が決まっております。
この期間は亡くなった日から10カ月です。
亡くなってから49日までは何かと忙しい期間が続きますので、10カ月が長いようですが、意外にあっという間に期限が来てしまうなんて言う事がございます。
相続税の申告期間に注意しましょう。

また当たり前のことですが、いざその時が来ると慌ててしまいがちですが、まずは故人の財産がどれだけあるのかを明確にしましょう。
預貯金は口座名義人の死亡と共に、引き出すことが出来なくなってしまいます。
手続きなどが必要ですので、まだ個人が生存しているときは、旦那の口座名義だけれど、自分たちの生活費に使っていた口座となれば、今までは自由に引き出せたものが、口座名義人がなくなったことで引き出しが自由にできなくなります。
このように預貯金の手続きも早めにしておくようにしましょう。
また土地の権利書、株式関係など、すべての書類をまとめておきましょう。

まずは故人の財産をすべて把握することから始まります。
続いて、相続をする権利のある人をまとめましょう。
遺された家族の面識のない人も相続の権利がある場合などもございますので、あらかじめ調べておきましょう。
また個人の遺言書があるかないのかも調べておくと良いでしょう。
遺言書というような形でなくても、財産をまとめたメモ書きなどもあるかもしれません。

さて実際の財産評価については専門家に依頼してしまうのが安心です。
税理士に依頼して個人のすべての財産を評価していただき、また財産分与など細かいところまでお願いしてしまうのがおすすめです。
細かい計算などもございますし、専門知識も必要な場合もございます。
大切な人がなくなってバタバタとしているときでもありますが、49日が過ぎたあたりに依頼するのが良いのではないでしょうか。
遺産相続の相談をするなら相続サポートがおすすめです。