財産評価方法!奥行価格補正率

財産評価

・財産評価で重要!奥行価格補正率
ここでは財産評価方法の一つとして、奥行価格補正率について詳しく解説したいと思います。
この数値は基本的に路線価で算出された土地の評価額を、正しく調整する意味合いがあります。
この奥行価格補正率を理解するためにはまず路線価とは、どのようなものなのかについて知っておかなければなりません。

・税務署発表の路線価について
奥行価格補正率を知るためには、まずは路線価について知っておかなければなりません。
路線価とは、道路に面する宅地1平方メートルあたりの評価額のことを言います。
この路線価に、土地の面積を掛け算して、土地の評価額を算定することが可能です。
路線価は、毎年7月に税務署から新しい路線価が発表されます。
4月に発表される公示価格をもとに計算されるため、公示価格の8割が目安となっているようです。

・奥行価格補正率とは?
先ほど路線価を説明しましたが、奥行価格補正率とは、この路線価を正しく調整するためのものだと考えてもらえばいいでしょう。
これは、同じ面積でも、奥行きが長くて利用しにくい土地の方は不公平が無いよう評価額を下げるという評価方法になります。
例えば、正方形の土地よりも、同じ面積で長細い土地の方が使いにくいのは明らかです。
そういった土地の場合、奥行価格補正率を用いることで、相続税評価額を20%まで減らすことができる仕組みになっています。

・奥行価格補正率を使った土地の評価額算定
土地の評価額を奥行価格補正率を用いて算出するには、土地の評価額=路線価×奥行価格補正率×面積という計算式を用います。
通常の路線価を元にした土地の評価額に、奥行補正率を掛け算することでも、算出することができます。

・奥行価格補正率表について
土地の地区区分がどれに当てはまるか?
さらに土地の奥行きの長さの2点が分かれば、奥行価格補正率表で奥行価格補正率を判定することができます。
ちなみに土地の地区区分は、路線価図で確認することができますので、そちらをチェックしてみてください。

・間口距離も重要な要素
間口というのは道路に面した敷地のこと。
不整形地では、土地の面積を間口距離で割り算することで、平均的な奥行距離を求めることができます。
やり方としては、長方形の想定整形地を図面に起こして、道路に面した距離をそれぞれ測り、短い方を適用するやり方。
この方法を用いて奥行きを算出すれば、奥行価格補正率表に基づいた、土地評価額の計算ができるようになります。